筆記具改造・調整・分解

2008年7月16日 (水)

関東学院大学メッキ研究室訪問!

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関東学院大学工学部のメッキを研究する研究所へ行ってきました。

理科の先生に紹介してもらい行きましたが、オープンキャンパスでもない平日。

キャンパス内は大学生だらけ。(当たり前ですが

ちょっと緊張しました;

さて、関東学院大学のメッキについての研究は結構有名なようです。

トヨタなどと共同研究をしたこともあるとか。

万年筆の各部にも使われるメッキ技術。どんなものなのでしょう。

Dsc00005 まず、二枚の銅板にメッキを施す実験をさせてもらいました。

左の小さな銅板は(光の加減で見にくいですが)銅板に無電解ニッケルメッキを施したもの。

電気を通さないでメッキする手法です。この方法だと、プラスチックなどにもメッキができるそうです。

そして、大きな銅板は半分だけメッキされています。

こっちは、電解ニッケルメッキを施したもの。電極を銅板につけ、もう一方の電極をニッケル板につけます。そして、液体に浸して電流を流す手法です。液に使っていない部分はメッキされていません。

無電解メッキに比べて早く厚いメッキを施すことができます。

このように二種類のメッキ手法を一緒にやらせてもらいました。

そして、万年筆の軸に金メッキをお願いしてきました。金メッキをするための薬品はシアンといわれる危険なものが含まれているそうなので、今度完成品をいただくことにしました。

メッキ技術は、今やこのように単純な用途だけではないそうです。

たとえば、LSIなどの中。小さなチップがLSI本体の足まで続く配線(分かりづらい表記すみません)もメッキ技術が使われています。最近耳にするナノテクノロジーにもメッキは使われる存在なのです。

Dsc00004 そして最後の写真です。メッキ技術には直接関係ありませんが、メッキの実験後に用いることもあるそうです。

XPS(X線光電子分光)という装置。対象物の表面にどんな物質があるかを調べるものだそうです。

三億円らしいです…。。

というわけで楽しく貴重な一日でした。

ありがとうございました。

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2008年7月 5日 (土)

スティッチのシャーペン修理

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同じクラスの友人からの依頼。スティッチのシャーペンです。水色でかわいらしいおみやげ物ですね。

さて、このシャーペン、芯詰まりが発生してました。それはどうにか直りましたが、ノックすると芯が落ちてきてしまいます。それを直すのが今回の修理!

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グリップを無理やり取り外して中を見てみましょう。

先端が外れないため、うまく修理できないのが第一課題!

というわけで、ノックアウトブロックの気分で金属棒を先端からカンカンカン。取れちゃうんです。

この作業、物によっては軸が割れる可能性もあるので注意が必要です。

Dsc00116 分解できたらよく考えましょう。

芯が落ちてしまう症状の大部分はこの部品のせいです。

シャーペンの先端の部品。この部品の中のゴムが劣化したり、構造が弱かったりすると芯が止まらずに落っこちてくるのです。

というわけで、この小さな部品を写真のようにさらに小さく分解します。

そしてこの金属の部品を、pilot2020というシャーペン(210円)のものと入れ替えようじゃありませんか。

このpilot2020というシャーペンは分解も割としやすく機構もしっかりしているので、生贄用としても実用としてもすばらしい。

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そして、pilotの部品を後ろにつけるとこんな感じになります。写真で見やすいように黄色を使いました(実際は青を使って色をそろえました)

これで、新品の部品に交換したので、直ったということに。

しかし、このシャーペン、ぼろが来ているらしく…

ほかの機構も調子が悪いようです。

いつでも修理するよー(基本的には万年筆の修理がしたいですが;

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2008年6月15日 (日)

ルシーナを実験台に;

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あ、こんばんは。上の画像をご覧ください。万年筆で書いたものですが、結構黒々としていて、時々筆文字のようになっていませんか?

おそらく絶対にしないほうがいい実験なのですが、ルシーナに墨汁を入れて書いてみたものです。

ルシーナなら簡単に分解修理ができる上、キャップの機密性も高く安心です。

そして、このルシーナはハート穴拡大ver!

この価格帯でちょうどいいやわらかさに仕上がってます。

というわけで、墨汁を入れて3日目。まだ大きな問題はありません。

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2008年5月29日 (木)

調整&清掃 セーラープロフィット

さてさて、今回は私の担任の先生からの依頼品です。ある意味恐ろしい…(笑

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セーラーのプロフィットのようです。先生が卒論を書いたときに使ったとか。。

だいぶ古いものであるようですが、特にこれといって着目する点はありません;(ごめんなさい

さてインクが詰まってしまってかけないとのこと。ではペンを開けてみましょうDsc00031

ぎょっ!

汚い;

しかも、首軸の周りもたっぷりインクが;

そりゃ詰まりますよ。しかも、先生自身がお湯で洗った経験もあるそうです。

それでも直らないとはなかなかのつわもの。

これは部屋で洗う気はしないので、風呂に入りながらじゃばじゃば。

すると、なんか粉みたいな乾燥したインクがずっとずっと出てくるんです。やっぱり、長年の詰まりは恐ろしい。

というわけで、もちろんばらします。

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ちょっっっっと;

ペン芯の根元にびっしり!…まぁ分かってましたよ。正直ここまでなってたほうが洗いがいがあるものですね。

まかせとけよ~、プロフィット!(笑

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上出来♪

ひたすらお湯で洗い続け、その上#10000ラッピングペーパーでスリットを掃除しましたもの!

というわけで組みなおし、モンブランの黒インクを入れて完成!

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結構いい写真じゃないですか?

ちなみにこういうカットの写真はいっぱいありますけど;

次回予告~すばらしき製図ペンの世界~

ロットリングのビンテージ製図ペンを紹介する予定。

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お楽しみに。 

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2008年5月23日 (金)

スタイペン ターン&アップ 万年筆

ある"知り合い"にいただきました。

スタイペンというフランスメーカーの万年筆です。ちなみに今はBICの傘下にあるそうです…;

今回の万年筆はモンブランでいうボエムのように繰り出し式の万年筆。

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このように、首軸からペン先がでていません。しかし、後ろの部分をねじると…Dsc00039

このようにペン先があがってくる仕組みです。

実に面白い!

というわけで、長年詰まったインクを落とし、新たなインクをつめ、研ぎなおし…

しかし、このニブ硬くて硬くて。。よく見ていただくとわかると思いますが、デザインのため無数の穴が開いています。こういう飾りがついているものは…たいてい硬いんですよね;

しかも、Dsc00041 この中がごつい構造になってます。

隣はohtoタッシェのニブです。

見るからに硬そうじゃありませんか!

…ということで、ニブをオートのタッシェと交換!

このニブはやわらかくするためにハート穴を気にならない程度に広げてあるんですよ。。

ということで生まれ変わった姿をどうぞ

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…意外に似合いませんか?

似合いますよね?

今日は、あと廃盤カートリッジインクいろいろを記事にしたいのですが、また今度ということで。

~~おまけ~~

Dsc00040_2 無駄といっちゃぁ失礼ですが。

無駄にソケットの作りがいい!(笑

もしかしたらツイスト式だからこうやってしっかり作られているのかも…しれませんね

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2008年5月18日 (日)

Rotring Esprit 調整/清掃?

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ロットリングの万年筆。エスプリです。

このエスプリというシリーズ、実はパーカーでもほぼ同じものが出てます。矢羽があるか、ないかの差だけという話ですね。

やりおったな、サンフォード!

若干インクフローが悪い&書き出しかすれがあるそうです。

どうでもいいといえば、それまでですが、依頼人である友人は大のロットリングマニア。

ロットリングの万年筆は少ないからなぁ…

さて、とりあえず洗おうと、コンバーターをつけてやってみましたがあまり落ちず。

ペン芯を#10000で掃除し、スリットを若干開いて完成。

ペンポイントはあまりいじりませんでした。

インクも流れやすいものに変更。

wagnerではあまり人気ありませんが……色雫を!

手が汚れますね。ごめんなさーい。

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2008年5月15日 (木)

【調整】146 細め・インクフロー絞りめ

こんばんは。

今日ブログを見たら9000ヒットを有に越すアクセス数になっていました。感謝です。10000も近い!

さて今日は自分の買ったばかりの146をちょっと細くしようという調整です。

Fニブなのですが、まるでMのような太さなので、さすがにノートをとるには厳しいのです。インクがにじんだり、文字がけばけばになったり…

調整の大まかな流れはこちら!

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イリジウムの両端を#1000→#2000という順序で削り、細めに。ペン先を両サイドから押してフローを渋く。

ペン先を両端から押すのは簡単に終わりました。

そして、がんばって削った結果をご覧ください。

まず、太さ&色の濃淡!

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…ちょっと変わってますよね?

書いた感じは結構変わりました。

あとは小さくペンポイントの写真も載せておきます。誰か教えてください。

Dsc00355 Dsc00353 わかりづらいとは思いますが…

まぁ調整は、書いていただかないと分からない点もあると思います。

師匠には「人の万年筆で研ぐとうまくなる」といわれてます。

明日は、女王様ほどではありませんがなかなかお偉い(?)方の万年筆を預かることになっています。

本人曰く何年も前に詰まってしまった万年筆を放置したとか、湯で洗っても落ちないとかなんとか;

できればペンポイントも調整してから渡したいものですね。

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2008年5月 8日 (木)

ボールペンからペンシルへ!

モンブランノブレスのBPが今2本あります。ほかにもBPは1本。

黒と青のBPがあれば十分と思う自分にとっては、BPつぶしてペンシル1本増やしたい。

さて、今日の生贄はこちら。

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ゼブラの多機能ペン用シャープメカ(0.5mm)とパイロットスーパーグリップペンシル(0.5mm)。

二つでおよそ400円前後の品です。

さてまず、スーパーグリップを分解します。

Dsc00367この中で使う部品は、シャープメカが刺さっているガイドパイプだけです。

このパイプがないとやっぱりうまくいきませんね。

そしてこれにうまい具合に多機能ペン用メカをいれなければいけません。

しかし、径が違いすぎる…。

Dsc00368 こんなときはメカ側に少しテープを巻いたりしてから入れるとすばらしい!

ぴったり入るようになればOKです。

さてここからは地道な作業。

長さがちょうど良くなるように切ってはためし切っては試す!

ガイドパイプの上にアダプタ(旧タイプBPに使うリフィルの後ろの部品)をつけることも忘れちゃいけません。

Dsc00369 先端の写真。

ゴールドプレートのボディーに銀色のメカというのも意外に綺麗なものです。

太さもぴったりあうので最高。

それでは、今回の改造の全貌をご覧ください。

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内部の部品はすっきり。無理した感じはありません。

本体も一切手を加えてないので、すぐにBPに戻せます。

久しぶりにいい改造でした。

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2008年5月 2日 (金)

棚吊り大魔王コンバーター その2

前回の記事では、残念ながらコンバーターに石が入らないということとなりました。

さて、そのときの石の直径は「4.5~5mm」。

新しく買ってきました!

今回は、、

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ガーネットです。2.5~3.5mm。

ガーネットは硬度が高く、薬品や熱にも強い宝石だそうです。

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赤くて綺麗です。

まぁ残念ながらこれからはインクに埋もれて見えなくなってしまいますが…

そして、今回は問題なく入りました。今のところしっかりと動作もしているよう。

今後に期待です。

Dsc00346 うまくいけば、モンブランのコンバーターを改造しガーネットコンバーターにしちゃおうかなとも考えてます。

コンバーターは滅多に見ない部品ですが、このように細部までこだわりたいものです。

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2008年5月 1日 (木)

棚吊り大魔王コンバーター その1

ご存知でしょうか。パイロットのコンバーター。

キャップを上向きにしておくと、コンバーター内でインクが移動してしまう棚吊がよく起こるとして有名らしいです。

棚吊を引き起こすとこんな感じになります。Dsc00340

恐ろしい;

ちなみにモンブランのコンバーターには棚吊防止や泡立ち防止のために、バネが入っています。

…ってことはコンバーターの中に、何か小さなものを入れれば、解消されるのでは?

そう思い、バネを買おうかとも思ったのですがありきたりではつまらないではありませんか!

Dsc00341 最近よく見るパワーストーン(結局は占いで使われる鉱石みたいな感じですかね)を入れてしまおう。

そんな企画です。

本来、パワーストーンでネックレスを作ったり、ブレスレットを作ったりする人のための、小さなビーズ状のパワーストーンを買ってきました。これには小さな穴も開いているので、合理的です。

Dsc00342 ちなみにこれは直径1cmもありません。

そしていよいよコンバーターに入れてみます!!

……。。

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入らない!!

大きさ間違えたみたいです;

出直します。

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2008年4月21日 (月)

ペンクリセット購入!

Dsc00345 今日、ホームセンターで耐水ペーパー、ラッピングフィルム、金磨き布、ゴム板、スキマゲージを買ってきました。

ペンクリセットといったところです。

まだまだ、うまくできないので、そのうち100円ショップの万年筆を大人買いして生贄にしちゃおうか、などと考えてます。

今のところ、ゴム板がとても面白い!

145やルシーナをばらして遊んでいました;

はやく研ぎの練習をしたいです。

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2008年4月11日 (金)

モンブランBPリフィル改造!

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トップに首を回さなければ見えない写真をおいてすみません。

画像にあるとおり、モンブランのビンテージBPで書きました。しかし、リフィルはゼブラの4Cなのです。

改造の一部始終をご覧あれ!(笑

Dsc00355 こんなのを作りました。

使いきったモンブランのBP芯を使い、4C芯を差し込めるようになっています。

*4C芯は多機能ペン用の細いBP芯

Dsc00356 こんな感じですね。

4C芯を差し込むときは隣に純正品を用意しておくとしっかり長さを調整できます。

もちろん手前が純正品。

Dsc00357 まず、BP芯の先の部分をペンチではずします。

そして、先端から一段目のところまで切断。

竹ひごや、千枚通しを使って穴を広げて芯が入るようにします。

しかし、このままでは書いたときに芯がそのまま中にはいってしまい、抜けなくなってしまうでしょう。

Dsc00358_2 なので、芯を押さえたいところに穴を開けます。

この穴に、金属辺を差込んで中で芯を押さえるようにします。

また差し込んだ金属との間に挟んで芯を固定する役割もあります。

手書きの模式図をご覧ください。

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分かりづらいと思いますがこのような仕組みです。

Dsc00359 できたら、この4Cリフィルを挿入。

意外に簡単なつくりですが、分解するときに油性BPインクが飛び散って部屋が大変なことになったりしちゃいます。

しかし、この4Cリフィルを使えることでインク量は少ないですが80円でインクが変えられ、またたくさんの色を選ぶことができます。

ただ、この改造リフィルの注意点。

リフィルと本体内部がぴったりくっつくような製品には使えません。

改造したときに、いろいろテープを張ったりするので、うまく入らないのです。

これで、たくさんの色で遊べるぞー、万歳ー

完成後は思いましたが。

モンブランで4C使うペンって出てましたね。

モーツァルト。

…がっかりしてしまいました。いつかモーツァルトのBPを買い、4Cのリフィルを全色集めてみたいですね

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