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2012年5月

2012年5月25日 (金)

しっくりくる、安心の一本

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 ふと、万年筆をいじりたくなって、夜中にごそごそやったりすることがあります。最近はインクを入れておく本数が少ないので、あえていったん全部のインクを抜いて、どれにしようか、と考えてみました。

 個人としては、クラシックなデザインと落ち着いた色が好きなので、インクを入れたいペンとなると写真のようになります。前々から使い込んでいる146、あこがれだった149、そしてコンパクトで完成度の高いパイロットの蒔絵…それ以外に持っているものももちろん名品ですが、限られた数だけインクを入れようと思えばこの3本が出てきます。

 改めて一本ずつ手に取ってみると、やはりこの3本は落ち着くような感覚があります。マイスターシュテックは時代によって価格やブランドに色がつきながらもやはりクラシックな万年筆らしさを持っているし、蒔絵の小さいながらちょうどいい重さと手触りが嬉しいものです。

 結局、インクは146と蒔絵に入れました。 蒔絵は国産細字が欲しかったからです。憧れていた149も堂々した風格で気に入ってはいますが、毎日手に持ちたいのは146かもしれません。久しぶり、メインに帰ってきた146。ちょうどいい大きさとなぜかほっとする書き味、この3本では一番昔から使っている安心感。今の私にとって、最後の一本、安心の一本と呼ぶのにふさわしいのかもしれません。

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2012年5月18日 (金)

【レンズ】Sony 70-300mm 4.5-5.6 G SSM

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 存在感、満足感、そしてそれに見合った納得の画質 — 愛用の一眼レフ、Sony αの純正レンズ、「70-300mm 4.5-5.6 G SSM」です。

 写真でも分かるように大きさも重さもしっかりした望遠ズーム。フィルター径62mm、700g程度の重さは私にとって初体験。カメラに取り付ければカメラよりもレンズの方が存在感を放つ程です。Gレンズと呼ばれる、ミノルタ時代からのαマウントの高級レンズシリーズの一本で、作りもしっかりしています。

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Sony α55, 70-300 G SSM (ISO 100, 1/500, F5.6, 300mm)

 実際に初めて撮りあるいてみてもカメラを「しっかり支えながら撮る」が心地よく、楽しんで撮れました。ある程度の重みがあるのでレンズを支えるように持つと、AFストップボタンやフォーカスレンジリミッターも扱いやすく、両手で写真を作っていく感覚があります。
 画質も文句なし。テレ端300mmを開放で撮影してもしっかりしたコントラスト、色味が現れている様子。高級な望遠レンズにしては開放F値が暗めのこのレンズですが、開放からキリッと決まるのは嬉しいところです。

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Sony α55, 70-300 G SSM (ISO 100, 1/800, F6.3, 300mm)

 AFのスピードも超音波モータということで快適。レンズを向けて半押しであっという間にピントが合う感覚です。鳥にピントを合わせることもなんなく、さらっと撮影ができました。

 総合的に見れば、何も考えずにも撮れるような、そんな完成度の高さがあるレンズ。AFも画質も、均質に常に最善の状態を出してくれるので、RAW現像の際ですら編集なく鮮やかに仕上がっていて、素直に驚きます。慣れてくると、この写りが素直で特に意識することなく使ってしまいますが、他のレンズと比べれば「格が違う」ように感じることもしばしば。いかにも光学的に高精度なレンズで、「思った画を切り取る道具」として、大変優秀で安心しています。

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Sony α55, 70-300 G SSM (ISO 100, 1/1250, F5, 70mm)

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2012年5月 6日 (日)

【レンズ】Pentax Super-takumar 1:55 f1.8

 久しぶりの更新になります。いつも文具のことを書いているブログですが、最近筆記具ではなく別の筒型のモノに興味を引かれてしまい、そんなことを書いてみたりしています。一度Facebookのノートとして書きましたが、ブログでもぜひご紹介したいと思い、記事にしてみます。

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 このレンズはバイト先の写真好きの方にいただいたレンズ。2本同じで違う年代のものを頂き、2本目を好んで使っている。

 

 1本目、2本目とも画角、明るさは同じで使いやすい。M42マウントのマニュアルフォーカスのレンズなので、撮影の度に手でフォーカスを合わせて、露出もマニュアル設定での撮影となり、少し手間はかかる。

 

 しかし、それもボディをa55に変えてからというもの、絞り優先オートが効いてくれるし、フォーカスを合わせるための拡大表示も使えるようになったので、AFレンズとまではいかないがこれ1本で出かけられるくらいの手軽さになった。

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 2本目のレンズはいわゆる"トリウムレンズ"。現在は製造されていないが、光の屈折率をあげるためにレンズ内にトリウムという放射性物質を混ぜ合わせているそうだ。それだけに絞り開放時のどこかあか抜けた写りから、ひと絞りふた絞りした時のシャープな写りも楽しむことができると感じる。

 

 トリウムレンズの特徴として、黄変という現象がある。経年変化で、トリウムが使われたレンズが徐々に黄色を帯びてくるというもので、このレンズも斜めから見ると若干の黄変が感じられる。紫外線の照射などで軽減させることができるらしいし、デジタルではAWBで軽減されるとも聞くが、気になる人も多いだろう。

 

 ただ、自分の中では、すこしレトロな雰囲気、色味が画像にのってきて、むしろ気に入っている。アンティークレンズである以上、数値や劣化という意味でいくつか不安な点は拭いきれないが、それも含めて楽しいレンズだと感じている。

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