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2009年8月25日 (火)

"カタログ"としてではない"カタログ"

Dsc02018 カタログと聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか?

万年筆で言えば、さまざまなサイズのペンが整然と並んでいる…そんな風景を思わないでしょうか。

もちろん、はじめの2,3ページはそのメーカーの歴史やポリシーが書かれていると思いますが。

私が割と好きなモンブランであれば、整然と並んでいるのみのカタログです。

コレクター向けや限定品の場合は間逆にたくさんこだわりを感じさせてくれるカタログもありますが、ある意味初心者には敷居が高いカタログ(まず普通には下さいといいづらいのでは?)であると思います。

今回、写真のカタログはセーラーのものです。

普通の文房具やさんでおいてある、敷居の高くないカタログ。しかし、これには全く価格など書いていませんし、写真の下にちょっとだけモデル名が書かれているだけです。

そして、写真でないほうには紙を贅沢につかって詩のような言葉が書かれています。

一つ引用しましょう。

旅先の出会いが、次の旅を生む。

万年筆は、書斎のために生まれたものではない。

机上だけで使われるものでもない。

むしろ、限定された「日常」を抜け出し、

気軽に持ち歩いて自由に使うことで、

多くの場所で書く楽しみが広がり、さまざまな出会いを生んできた。

まるで、世界中をめぐる”旅人”のように・・・。

そんな万年筆を手にする私たちにも、出会いが待っている。

気持ちを伝える、こころを伝え合う、

”コミュニケーション”という新しい出会いが――。

こんな文句がページいっぱいに書かれています。商品の品質やこだわりを書くことももちろん大切です。

しかしこのように自社の商品に対する愛情、それを作ることや売ることへの喜びを表現したカタログ、すばらしいと思います。

なにより、仕組みや部品を知るよりも、初めて万年筆を考える人たちにとって、あこがれさせてくれるカタログではないでしょうか。

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コメント

確かに筆記具を数多くコレクションするのも愉しみの一つだと思います。
ですが最近、筆記具はwriting instrumentのinstrumentとして使われてこそ筆記具としての魅力があるのでは、と強く感じます。

このセーラーのポエムにしても、そういうことを言っているのではないでしょうか。
筆記具にも筆記具としての「心」があると感じてならないのです。

投稿: ☆しゅみっと | 2009年8月27日 (木) 00時14分

>>☆しゅみっとさん

コメントありがとうございます。
使ってこその筆記具、確かにそのとおりですね。
まぁやはり並外れた高い筆記具になると使えなくなったり、文化的価値を見出してくればビンテージものの管理(ただ使わないだけでなく、総合的に痛みが少ないように利用にして残していく)という観念がひつようになるのではないでしょうか。
私の端的な考えでは、現行品はばしばし使ってもいいのかなという気がしていますが。

投稿: kouki | 2009年8月27日 (木) 00時19分

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